職場の新型コロナウイルス感染症対策 「業種・業態別マニュアル」の公開(日本産業衛生学会) 

 連休を前に首都圏でも変異株の感染が拡大しており、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されています。

 公益社団法人日本産業衛生学会では4/23、同学会ホームページで新たに「職場における新型コロナウイルス感染症対策のための業種・業態別マニュアル」を公開しています。

 同マニュアルは、下記の6つの業種・業態別に作成されていて、近い業種・業態のマニュアルを使用することとされています。

    1. オフィス業務 :事務所、コールセンター等
    2. 製造業 :工場等の製造現
    3. 建設業 :建設、工事等
    4. 接客業務(対面サービス):小売店、飲食店、ホテル、金融機関、理美容店、学習塾等
    5. 運輸業(旅客運輸):鉄道、バス、ハイヤー・タクシー等
    6. 運送・配送サービス業 :宅配業務等

 いずれも同学会ホームページからPDFファイルをダウンロードして利用できます。

 新型コロナ対策の再確認等に、ご活用なさってみてください。

 利用方法としては、①まずマニュアル巻末の「チェックリスト」で職場の現状をチェックし、「△=改善が必要」「×=できていない」に該当した項目について、マニュアルの対応する部分の解説や事例を参考に改善を検討する方法や、②まずマニュアルの目次から関心のある項目を読んで確認し、できるところから取り組んでいく方法が紹介されています。

 このほか同学会では、昨年2月に一般社団法人日本渡航医学会と共同文書として「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」を作成し、両学会のホームページで公開しています。

 同ガイドは最新の知見、関係省庁の対応をもとに随時更新されており、本事務所ニュース11月号でも概要をご紹介させていただきました。

 最新の第4版は昨年12月15日に更新されています。こちらもマニュアル同様、見やすく、文面も明解です。